江戸伝承手摺木版画 倍版 冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」初版

【「江戸木版画」とは】
16世紀の江戸時代で発展した芸術であり、多彩な色を表現した浮世絵の木版画です。限られた職人が、江戸の昔から脈々と伝えられてきた世界に誇り得る工芸技術を用いて、浮世絵の復刻版を制作しております。代表的な日本の浮世絵師の1人に「葛飾北斎」の作品が挙げられますが、当時の北斎が制作した版木は既に劣化しており使い物になりません。そこで、特別な技法で当時の版木を蘇らせ、当時の作品を細部に渡り再現したものを製作しております。

【「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」とは】
葛飾北斎の代表作であり、北斎ならではの奇抜な視点や発想によるデザイン性、またプルシアンブルーという美しい色合いも人気の要因のひとつとなっております。北斎はこの舟に乗って描写しているかのように視線を低く取り、波も富士も見上げる構図で迫力と臨場感を表出。この浮世絵の名作を、一般的なサイズの約2倍の大きさ（550mm×390mm）で制作いたしました。「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の動と静、近と遠の鮮明な対比が圧巻の一図を是非、お客様自身でお確かめください。

【「越前和紙・生漉奉書紙」とは】
上質な楮（こうぞ）100％で作られており、人間国宝・岩野市兵衛氏が長年の経験と卓越した職人技で一枚一枚手漉きした最高級の越前和紙。その特徴は、表面が滑らかで美しく、しっかりとした強度がありながらも柔軟性があります。絵の具をスッと吸い込む柔らかさと発色の良さ、何百回もの刷りに耐えられる強さを兼ね備えており、書画用紙の最高峰と呼べる和紙を作品に使用しております。

【「7版、8度摺」とは】
版画の摺り回数と色数のことを指します。「7版」とは、7つの異なる木版を使用することを指します。「8度摺」とは、版画の制作において、色彩の豊かさや濃淡の表現を豊かにするために、色を8度摺り重ねます。これにより、色調や濃淡の微妙な変化を表現し、作品の質感や表現力を高め、木版画の美しさや独特の雰囲気を生み出しています。

【配送形態】
大切な木版画を湿気や汚れから守るため、特別な和紙で製作した「タトウ紙」と「紙額」に商品を入れてお届けします。また、商品専用の段ボールの中に、エアパッキンを用いて厳重に梱包しております。

【保証書】
日本を代表する伝統工芸職人が制作した木版画の初版摺りであることを証明した「保証書」を同封してお届けします。

【取扱い方法・展示方法】
版画を直接日光の当たる場所で展示しないで下さい。過度の湿度は、カビの原因となりますので、レンジ、流し台、風呂、またはシャワーの近くに版画を掛けないでください。額縁に入れる際、版画にガラスが直接接触しないようにしてください。

商品のサイズ
39.0×54.0cm

梱包サイズ
63×48×4cm

商品の重量
400g

付属品
保証書

メーカー
株式会社版三

製造国
日本

JANコード
4580679821305